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アパレルの広告画像はMetaの配置でどう切れる?全身と平置きを1:1・4:5・9:16で検証

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スマートトリミングAIを開発している株式会社セントラルオフィスです。

Metaの広告では、同じ写真をフィード(4:5)とストーリーズ・リール(9:16)の両方に出すことがよくあります。

アパレルの全身写真を9:16の真ん中で切り抜くと、服の33%が画面の文字やボタンに隠れる範囲に入りました。

被写体を基準にして縮めて置くと0%になった一方で、人物は画面の高さの半分ほどまで小さくなりました。

検証の結論

9:16に合わせた結果の比較。全身と平置きを中央で切り抜くと服の33%がUIの下に入り、平置きは24%が欠ける。被写体基準では欠けもUIの下も0%
9:16に合わせた4通り。赤い線の外側が、Metaが文字やロゴを置かないよう案内している範囲です
  • 全身写真を9:16の中央で切り抜くと、服の33%が上14%・下35%の範囲に入りました。頭は全体がこの上側の範囲に入っています
  • 平置きのTシャツを9:16の中央で切り抜くと、服の24%が画面の外に切れ、33%が隠れる範囲に入りました
  • 被写体を基準に縮めて置くと、どちらも欠け0%・隠れる範囲0%になりました。代わりに、全身写真では人物の高さが画面の49%まで小さくなります
  • 引き気味に撮った全身写真は、どの比率でも服が欠けず、9:16で真ん中を切り抜いても服は隠れる範囲に入りませんでした。比率ごとの差を小さくする一番の手は、撮るときの余白でした

Metaが公式に決めている比率と、隠れる範囲

測る前に、Metaの公式ページで確認できることだけを整理します。

配置推奨の比率推奨のサイズ出典
Instagramフィード4:5(1.91:1〜4:5に対応)1440×1800広告ガイド
Facebookフィード4:51440×1800広告ガイド
Instagramストーリーズ9:161440×2560広告ガイド
Instagramリール9:161440×2560広告ガイド
Facebookストーリーズ9:161440×2560広告ガイド

ストーリーズとリールの広告ガイドには、画面の上から約14%、下から約35%、左右それぞれ約6%には、文字・ロゴ・大事な要素を置かないよう書かれています。

アカウント名や「詳しくはこちら」のボタン、キャプションが重なるためです。

また、Metaのヘルプページでは、単一画像の比率としてFacebookフィードに4:5、Instagramフィードに1:1が挙げられています。

推奨の比率をすべて用意しなかった場合、Metaが余白の追加や画像の拡張、切り抜き、AIによる調整で足りない比率を補うことがあり、配信前に見た目を確認するよう案内されています。

つまり、1枚の写真から1:1・4:5・9:16を作る作業は、自分でやるかMetaに任せるかのどちらかになります。

今回は自分でやる場合に、方法によって服がどれだけ残るかを測りました。

検証の条件

検証に使った3枚。からだいっぱいに撮った全身写真、引き気味に撮った全身写真、平置きのボーダーTシャツ
検証に使った3枚。すべて生成AIで作った画像で、実在の商品や他社の広告は使っていません
  • 画像:codex(gpt-image-2)で2026年9月27日に生成した3枚です。全身写真2枚(1024×1536)は同じ服装で、人物を縦いっぱいに撮ったものと、引き気味に撮ったものです。平置きはボーダーのTシャツ1枚(1254×1254)です
  • 比率:1:1、4:5、9:16の3つです
  • 合わせ方:次の3つを比べました
    • 中央で切り抜き:画像の真ん中を基準に、枠いっぱいになるよう拡大して切り抜く
    • 余白で収める:画像全体が枠に入るよう縮め、足りない部分は背景の端の色を伸ばして埋める
    • 被写体基準:人物や服を囲む四角を求め、9:16では隠れる範囲の内側に、1:1と4:5では四辺4%の内側に収まるよう拡大・縮小して置く
  • 測ったもの:服の部分は背景との色の差と服の色で切り分け、画素単位で数えました
    • 欠け:元の服のうち、枠の外に出た割合
    • UIの下:9:16で、服のうち上14%・下35%・左右6%の範囲に入った割合
    • 余白:枠のうち、元の画像がない部分の割合
    • 頭:人物のうち、服より上にある部分を頭として、切れた割合と上14%に入った割合

計測はPythonとOpenCVで行い、画像1枚×比率×方法の27通りすべてを数えています。

結果の一覧

画像比率合わせ方服の欠け服がUIの下余白頭
全身・ぴったり1:1中央で切り抜き11%−0%100%切れる
全身・ぴったり4:5中央で切り抜き1%−0%72%切れる
全身・ぴったり4:5被写体基準0%−29.5%切れない
全身・ぴったり9:16中央で切り抜き0%33%0%100%が上14%に入る
全身・ぴったり9:16余白で収める0%29.7%15.6%59.5%が上14%に入る
全身・ぴったり9:16被写体基準0%0%69.2%入らない
全身・引き気味1:1中央で切り抜き0%−0%83.8%切れる
全身・引き気味1:1被写体基準0%−0%切れない
全身・引き気味9:16中央で切り抜き0%0%0%42.5%が上14%に入る
平置き4:5中央で切り抜き6.8%−0%−
平置き9:16中央で切り抜き24.3%33.3%0%−
平置き9:16余白で収める0%18.7%43.8%−
平置き9:16被写体基準0%0%56.7%−

UIの下は9:16だけで測っています。

表には差が出た組み合わせを抜き出しました。

全身写真は、フィードでは頭と靴が切れる

全身写真を1:1と4:5で中央から切り抜くと頭と靴が切れ、4:5の被写体基準では余白を30%足して全身が収まる比較
人物を縦いっぱいに撮った全身写真をフィード向けに合わせた例。見てほしいのは、4:5でも頭の72%が切れる点です

縦長の2:3で撮った全身写真を1:1や4:5の真ん中で切り抜くと、上下が落ちます。

1:1では頭がすべて切れ、服も11%欠けました。

4:5では服の欠けは1%で済みましたが、頭の72%と靴先が切れています。

服だけを見れば4:5の切り抜きでも十分に見えます。

ただ、全身のコーディネートを見せたい写真では、頭と足元が切れると着たときの丈やバランスが伝わりません。

被写体基準で合わせると全身が入る代わりに、枠の29.5%が元の画像にない余白になりました。

9:16では、服の3分の1が文字とボタンの下に入る

全身写真を9:16に合わせた3通り。中央で切り抜くと服の33%、余白で収めると30%がUIの下に入り、被写体基準では0%だが人物は画面の高さの49%になる
全身写真を9:16に合わせた3通り。見てほしいのは、赤い線の外側にどれだけ服がかかっているかです

9:16の中央で切り抜くと、縦方向はほぼそのまま入るので服は欠けません。

その代わり、上14%に頭がすべて入り、下35%にパンツが入りました。

服のうち33%が、アカウント名やボタンが重なる範囲にあります。

画像全体を縮めて余白で収める方法でも、29.7%が隠れる範囲に残りました。

余白が上下に少し付くだけで、人物の位置はほとんど変わらないためです。

被写体基準では、服も頭も隠れる範囲から外れました。

ただし人物の高さは画面の49%になり、服が画面に占める面積は7.4%です。

中央で切り抜いたときの28.4%と比べると、4分の1ほどの大きさでしか見えません。

隠れないことと、大きく見せることは、9:16では両立しにくいという結果です。

平置きは、9:16で左右が切れる

平置きのTシャツを9:16に合わせた3通り。中央で切り抜くと袖が切れて24%欠け、余白で収めると19%がUIの下、被写体基準では欠けもUIの下も0%
正方形の平置き写真を9:16に合わせた例。見てほしいのは、中央で切り抜いたときに両袖がなくなる点です

正方形の平置き写真を9:16で切り抜くと、今度は左右が落ちます。

袖が切れて服の24.3%が欠け、残った部分の33.3%が隠れる範囲に入りました。

4:5でも6.8%欠けています。

余白で収めると欠けは0%になりますが、枠の43.8%が余白になり、服の18.7%はまだ隠れる範囲にあります。

被写体基準では欠けも隠れる範囲も0%で、服が画面に占める面積は25.7%でした。

平置きは人物より上下の余白が要らないので、全身写真の7.4%よりは大きく見せられます。

引き気味に撮ると、どの比率でも服は切れなかった

引き気味に撮った全身写真。1:1で中央から切り抜くと顔が切れるが、被写体基準なら余白0%で収まり、9:16の中央切り抜きでも服はUIの下に入らない
同じ服装を引き気味に撮った写真。見てほしいのは、1:1の被写体基準で余白を足さずに全身が入った点です

人物のまわりに余白を取って撮った写真では、9通りすべてで服の欠けが0%でした。

9:16で真ん中を切り抜いても服は隠れる範囲に入らず、頭の42.5%が上14%にかかっただけです。

1:1と4:5の被写体基準では、足す余白が0%でした。

元の写真の中に、人物を中心にした正方形や4:5を取れるだけの背景があったためです。

背景を伸ばして埋めた部分がないので、つなぎ目も出ません。

中央で切り抜くと1:1では頭の83.8%が切れています。

この写真では人物が画像の中で上寄りに写っていて、真ん中を基準にすると頭の側が落ちるためです。

引き気味に撮っても、中央で切り抜く方法のままでは頭が切れることがあります。

わかったこと

  • 比率を変えたときに服が切れるかどうかは、撮ったときの余白で決まりました。ぴったり撮った全身写真は、どの合わせ方でも、頭や靴が切れるか、隠れる範囲にかかるか、余白を足して小さくなるかのどれかになりました
  • 9:16の隠れる範囲は画面の約半分を占めます。上14%と下35%を除くと、残る縦の幅は51%です。全身をこの範囲に入れると、人物は画面の高さの半分ほどになります
  • 余白で収める方法は、9:16ではあまり助けになりませんでした。縦長の写真では足される余白が小さく、平置きでも服の19%が隠れる範囲に残りました
  • 中央を基準にした切り抜きは、人物の立ち位置がずれているだけで頭が切れます。被写体の位置を見て合わせる方が、同じ比率でも残る範囲が大きくなりました

配置ごとの撮り方と合わせ方

検証の結果から、次のように分けると服が切れにくくなります。

  • 撮影:フィードとストーリーズの両方に出す写真は、人物の頭上と足元、左右に余白を取って撮ります。今回の引き気味の写真では、人物の高さは縦の約57%でした
  • フィード(4:5・1:1):被写体の位置を見て切り抜きます。ぴったり撮った全身写真を使うなら、頭と靴を残すために余白を足すことになります
  • ストーリーズ・リール(9:16):服を上14%・下35%にかけないことを優先するなら、被写体基準で縮めて置きます。服を大きく見せたいなら、全身ではなく上半身など見せたい部分に寄った写真を別に用意する方が向いています
  • 配信前の確認:Metaが足りない比率を自動で補う場合も、ヘルプページの案内どおり、配置ごとのプレビューで頭や袖が切れていないかを見ます

今回の検証の範囲

  • 画像は生成AIで作った3枚です。背景が無地で、服の色がはっきりしている写真で測っています
  • Metaが配信時に行う自動の切り抜きや拡張は試していません。Meta広告の管理画面やAPIは使わず、広告ガイドに書かれた比率と範囲を当てはめて計算しています
  • 隠れる範囲は、広告ガイドに書かれた「約14%・約35%・約6%」を固定の値として使いました。実際の画面では、キャプションの長さや端末によって重なり方が変わります

まとめ

  • Meta広告の推奨はフィードが4:5、ストーリーズ・リールが9:16で、9:16は上14%・下35%・左右6%に大事な要素を置かないよう案内されています
  • 全身写真を9:16の中央で切り抜くと服の33%がこの範囲に入り、平置きは24%が欠けました
  • 被写体基準で合わせると欠けも隠れる範囲も0%になりましたが、全身写真では人物が画面の高さの49%まで小さくなりました
  • 引き気味に撮った写真は、どの比率でも服が切れませんでした。1枚を複数の配置に使うなら、撮るときに余白を取っておくのが一番効きます

よくある質問

Q. フィードとストーリーズで別々の写真を用意する必要はありますか?

必須ではありません。

今回の検証では、引き気味に撮った1枚から、1:1・4:5・9:16のすべてで服を欠かさずに作れました。

ぴったり撮った全身写真を9:16に使う場合は、服を大きく見せるか、隠れる範囲を避けるかのどちらかを選ぶことになります。

Q. Metaの自動調整に任せても大丈夫ですか?

今回は自動調整そのものは試していません。

Metaのヘルプページでは、推奨の比率を用意しなかった場合に余白の追加や切り抜き、AIによる調整が行われることがあり、配信前に確認するよう案内されています。

Q. 9:16の隠れる範囲には、何も置いてはいけないのですか?

広告ガイドが避けるよう書いているのは、文字・ロゴ・大事な要素です。

背景や服の一部がかかること自体は禁止されていません。

今回の検証では、服そのものを大事な要素として扱い、どれだけかかるかを数えました。

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