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TikTok Shopの商品画像規定を検証|縦長の服の写真を1:1にすると何が切れるか

公開日更新日

スマートトリミングAIを開発している株式会社セントラルオフィスです。

縦長3:4の全身写真をTikTok Shopのメイン画像に合わせて1:1に切ると、切る位置によって全身の6.5〜18.9%が画面の外に出て、頭か足元が欠けました。

左右に白を足せば全身は残りますが、足した白と元の背景の白がわずかに違い、境目ができました。

TikTok Shopの日本向けセラーセンターには、商品画像の決まりを書いたページが複数あります。

読み比べると、ファイルサイズの上限は5MBと3MB、最小サイズは300pxと600pxで、ページごとに数字が違います。

楽天や自社サイト向けに作った縦長の写真を、そのまま使えるのか。

どう直せば決まりに合うのか。

本記事では、同じ服の写真を4つの方法で1:1にし、何がどれだけ残るかを測りました。

検証の結論

公式ページで数字が違う、3:4を1:1に切ると頭か足が切れる、白を足せば全身が残る、生成した白背景は255ではない、の4点
検証の結論を1枚にまとめたもの
  • 日本の公式ページ同士で数字が食い違います。ファイルサイズは5MBと3MB、最小サイズは300×300pxと600×600pxです。私たちは厳しい側(3MB・600px)にそろえています
  • 3:4の全身写真を1:1に切ると、中央で切っても上か下に合わせても、頭か足元のどちらかが欠けました。画面の外に出た割合は全身の6.5〜18.9%です
  • 左右に白を足すと全身は100%残り、人物が画面に占める面積は21.0%から15.8%に下がりました。ただし元の背景は255ではなく253前後だったため、足した白との境目が出ます
  • 生成した写真の白背景のうち、純白(RGB 255,255,255)だった画素は0.3%だけでした。背景を塗ると純白になりますが、白いスニーカーの靴ひもも一緒に塗りつぶされました

TikTok Shopの公式ページに書かれている画像の決まり

測る前に、日本向けセラーセンターで確認できた決まりを整理します。

いずれも「適用対象:日本」のページです(2026年9月27日に確認)。

項目商品メディアセンター(2025/10/31)出品の最適化ガイド(2025/10/20)ショップへの商品追加(2025/06/19)
形式JPG・PNG・JPEGJPEG・PNG(GIF・RAWは不可)—
ファイルサイズ5MB以下3M以下—
大きさ300×300px以上600×600px—
比率—1:11:1が理想、3:4〜4:3なら登録できる
枚数最大9点3つを超え9つ未満—
背景—白(RGB 255,255,255)—

形式以外は、ページによって書いてある数字が違うか、片方にしか書かれていません。

見え方については、2025年11月14日の「商品画像のガイドライン v1.0」が詳しく決めています。

服の写真に関わるのは次の点です。

  • メイン画像とタイトルは日本語:商品そのものに入っている外国語を除き、メイン画像に外国語があるとAI審査で削除の対象になります
  • 主体をはっきり見せる:色違いを並べた合成、小さすぎる商品、ごちゃついた背景はNGです。商品は全体を載せ、一部だけの掲載は禁止されています
  • サイズを正しく見せる:画像編集によるサイズのゆがみはNG例に挙がっています
  • 文字は面積の20%以下が望ましい:限定情報や素材などの文字を添えることは、むしろ勧められています

文字については、出品の最適化ガイドが「ブランドロゴ以外のテキスト」を避けるよう書いているのに対し、ガイドライン v1.0は20%以下の文字を勧めています。

ここもページによって方針が違います。

ページ間で食い違うところは、厳しい側に合わせておけばどちらの条件も満たせます。

以下の検証も、1:1・600×600px以上・3MB以下・白背景255を基準にしました。

検証の条件

3:4のトレンチコートの全身写真と、中央・上・下で1:1に切ったときに切り落とされる範囲を赤く塗った3枚
見てほしいのは、赤い帯がどの切り方でも頭か足元にかかっていること

素材は、白背景でトレンチコートを着た全身写真(1086×1448px、3:4)と、紺のシャツの平置き写真(1254×1254px、1:1)の2枚です。

どちらも実在の商品ではなく、OpenAI Codex CLI経由の画像生成(gpt-image-2)で作りました(2026年9月27日)。

全身写真を、次の4つの方法で1:1にしました。

  1. 中央で切る:上下を181pxずつ落とす
  2. 上に合わせて切る:下を362px落とす
  3. 下に合わせて切る:上を362px落とす
  4. 左右に白を足す:左右に181pxずつ白(255)を足して1448×1448pxにする

加えて、3:4〜4:3の範囲に入らない縦長の画像がどう変わるかを見るため、上下に白を足して9:16と2:3の画像を作り、公式ページにあるExcelリスティングツールの「白いふちどりを付けて1:1にする」処理を手元で再現しました。

TikTok側の実際の処理ではなく、書かれている内容を再現したものです。

測ったのは、元の全身のうち画面に残った割合、人物が画面に占める面積、背景の画素のうち純白(255,255,255)の割合、書き出したファイルのサイズです。

人物の範囲は背景との色の差で取り出し、頭・コート・足元は位置と色で分けました。

処理はすべてPythonの画像ライブラリ(Pillow)で行っています。

検証結果の一覧

中央で切る、上で合わせる、下で合わせる、白を足す、9:16にふちどり、の5通りで1:1にした実際の画像
見てほしいのは、左の3枚は頭か足元が欠け、右の2枚は人物が小さくなっていること
1:1にする方法仕上がり全身が残った割合人物の面積欠けた部分
元画像(3:4)1086×1448100%21.0%なし
中央で切る1086×108693.5%26.2%口より上、靴
上に合わせて切る1086×108689.6%25.1%ふくらはぎより下
下に合わせて切る1086×108681.1%22.7%頭全体、コートの襟と肩
左右に白を足す1448×1448100%15.8%なし
9:16に白いふちどり(再現)1931×1931100%8.9%なし
2:3に白いふちどり(再現)1629×1629100%12.5%なし

参考までに、平置きのシャツ(1:1)は人物ではなく服だけで画面の60.0%を占めていました。

大きさはどの方法でも600×600pxを上回りました。

切る方法では短い辺の1086pxがそのまま残るので、元の画像の横幅が600px以上あれば600×600pxの条件は満たせます。

3:4の写真を1:1に切ると頭か足元が欠ける

切ったときに画面の外に出る範囲

冒頭の図の赤い帯が、切り落とされる範囲です。

中央で切ると、全身の93.5%が残りました。

コートは100%残っています。

一方で、頭の上から口の上までと、両足の靴が画面の外に出ました。

上に合わせると頭は残りますが、ふくらはぎから下が切れます。

下に合わせると靴は残りますが、頭が丸ごとなくなり、コートの襟と肩も切れました。

コートが残った割合は89.1%です。

切り口を拡大して見る

中央で切った画像の上端と下端を拡大しました。

中央で切った1:1画像の上端(口元で切れた顔)と下端(パンツの裾で切れた足元)の拡大
見てほしいのは、上端が口元、下端がパンツの裾で途切れていること

上端は口元で切れ、下端はパンツの裾で途切れて靴がありません。

コートを売る画像としては、商品そのものは全部写っています。

それでも、ガイドライン v1.0が挙げる「主体の全体が掲載されていない」画像と見分けがつきにくい状態です。

パンツや靴を売る画像なら、商品の一部しか写っていないことになります。

左右に白を足すと全身は残るが境目が出る

左右に白を足して1:1にしました。

全身は100%残ります。

左右に白を足した1:1画像、その背景の白の差を強調した表示、背景を255で塗ってから白を足した画像の強調表示
見てほしいのは中央の画像で、元の写真の範囲だけ背景が灰色に浮いていること

左の画像だけを見ると、境目はほとんど分かりません。

背景の明るさの差を強調して表示すると、元の写真の範囲だけが灰色に浮き上がりました(中央)。

足した白は255、元の背景は253前後で、明るさの差がそのまま四角い境目になります。

スマートフォンの明るい画面では気づきにくい差です。

ただ、出品の最適化ガイドは背景を「白(RGB 255,255,255)」と数字で決めているので、このまま登録すると元の写真の範囲は条件から外れます。

背景を先に255で塗ってから白を足すと、境目は消えました(右)。

人物が画面に占める面積は、21.0%から15.8%に下がりました。

人物の高さは画面の91.9%で変わらず、左右の余白が広がった形です。

3:4〜4:3の外にある縦長の画像は白いふちどりで小さくなる

公式ページの「ショップへの商品追加」には、比率が3:4〜4:3の範囲に入らない画像は、Excelリスティングツールで自動的に白いふちどりが付いて1:1に調整される、と書かれています。

9:16の画像でこの処理を再現しました。

9:16の縦長画像と、左右に白いふちどりを付けて1:1にした画像
見てほしいのは、右の画像で人物が占める幅

人物が画面に占める面積は8.9%、幅は画面の21.1%まで下がりました。

元の3:4の写真の21.0%と比べると、半分以下です。

2:3の画像で同じ処理をすると12.5%でした。

ガイドライン v1.0は「主体のサイズが過小で、内容が判読できない」画像をNGとしています。

何%から過小とみなすかは書かれていません。

ただ、上下に余白の多い縦長の写真ほど、自動のふちどりで商品が小さくなることは数字で確かめられました。

TikTokのショート動画用に9:16で作った画像を商品画像に回す場合は、先に商品の周りを詰めてから1:1にするほうが、商品を大きく残せます。

生成した白背景は255になっていなかった

背景の白が255かどうかを、2枚の元画像で数えました。

画像背景のうち純白の画素背景の明るさ(中央値)
全身写真(生成したまま)0.3%253
平置きシャツ(生成したまま)2.5%254
全身写真(背景を255で塗り、PNGで保存)100%255
全身写真(同上、JPEG 品質95で保存)99.9%255
全身写真(同上、JPEG 品質85で保存)99.6%255
平置きシャツ(背景を塗り、JPEG 品質85で保存)98.3%255

背景の明るさは、RGBのうち最も暗いチャンネルの値で見ています。

見た目は真っ白でも、生成したままの背景はほとんどが253〜254でした。

背景を255で塗ると、JPEGで保存しても98%以上が255のまま残りました。

255から外れたのは、人物の輪郭のすぐ外側に出るJPEGのにじみです。

背景を塗ると白いスニーカーも塗られた

背景を塗るときは、明るさと色の差で人物と背景を分けました。

その結果が次の図です。

白いスニーカーの足元を拡大した、背景を塗る前と塗った後の比較
見てほしいのは、右の靴から靴ひもと輪郭の線が消えていること

白いスニーカーの靴ひもと輪郭の線が、背景と一緒に255で塗りつぶされました。

靴の明るさが背景とほぼ同じで、色の差では区別できなかったためです。

白いシャツやアイボリーのニットでも同じことが起こりえます。

背景を塗ったあとは、白っぽい部分を等倍以上に拡大して確かめてください。

白い商品は、切り抜きで人物や服の範囲を取ってから背景を塗るほうが確実です。

ファイルサイズは3MBに収まるか

3MBと5MBのどちらの上限にかかるかを、1:1の画像を大きさと形式を変えて書き出して測りました。

2048pxと3000pxは、元の画像を拡大して作っています。

画像大きさPNGJPEG 品質95JPEG 品質85
平置きシャツ1254×12541.59MB0.33MB0.12MB
平置きシャツ2048×20483.16MB0.78MB0.30MB
平置きシャツ3000×30005.10MB1.48MB0.56MB
全身写真(白を足した1:1)3000×30003.06MB0.96MB0.31MB

太字が3MBを超えた値です。

PNGは2048pxのシャツで3MBを超え、3000pxでは5MBも超えました。

JPEGは品質95でも、3000pxで1.5MB以下でした。

平置きのシャツをPNGで書き出すと、2048pxで3MBの上限を超えました。

今回の画像は拡大で作ったもので、カメラで撮った写真は細部が多いぶん、同じ大きさでもファイルはさらに大きくなります。

検証から分かったこと

  1. 縦長の写真を1:1に切ると、どこで切っても頭か足元が欠ける:全身の6.5〜18.9%が画面の外に出ました。コートは中央で切れば残りますが、パンツや靴は残りません
  2. 白を足すと全身は残るが、背景の白の差が境目になる:元の背景は253前後、足した白は255です。背景を先に255で塗れば境目は消えます
  3. 3:4〜4:3の外の画像は、ふちどりで商品が小さくなる:9:16では人物の面積が8.9%まで下がりました
  4. 背景の255とファイルサイズは、書き出しで決まる:生成したままの白は0.3%しか255でなく、シャツのPNGは2048pxで3MBを超えました

私たちは、縦長の写真は切らずに、背景を255で塗ってから白を足して1:1にし、JPEGで書き出すのが現実的だと考えています。

登録する前の注意点

1:1で600×600px以上、JPGかPNGで3MB以下、背景は白255、服の全体が入っている、文字は日本語で控えめに、の5項目のチェックリスト
メイン画像を登録する前に確認したい5項目

今回の数字は、私たちが作った画像を手元で処理した結果です。

TikTok Shopの審査で同じ判定になるとは限りません。

3:4の画像がアプリの商品ページでどう表示されるかは、確かめられていません。

メイン画像の文字は、英語のコピーに気をつけてください。

ガイドライン v1.0では、メイン画像の外国語はAI審査で削除の対象です。

服にもともと入っているロゴなどは対象外とされています。

生成AIで画像を加工する場合は、「AI生成コンテンツ(AIGC)の解説」に、実際の商品画像と販売者が用意した素材に基づくよう書かれています。

背景を塗ったり白を足したりする加工でも、服の形やサイズ感が変わっていないかを元の写真と並べて確認してください。

中古のラグジュアリー商品は、出品に事前承認が必要です。

アパレルでは正面・背面・ファスナーやボタン部分・ブランドロゴの接写の4枚以上が求められ、在庫写真やスキャン画像は使えません。

セラーセンターには、背景の削除や比率の調整ができる編集ツールもあります(商品最適化ツールのページより)。

今回はアカウントでの操作を試していないため、このツールで同じ結果になるかは分かりません。

出店の条件や手数料は、アパレルでTikTok Shopに出店する前に知っておきたいことにまとめています。

まとめ

TikTok Shopの日本向けの公式ページは、ファイルサイズや最小サイズの数字がページごとに違います。

1:1・600×600px以上・3MB以下・白背景255の厳しい側にそろえると、どのページの条件も満たせます。

縦長3:4の全身写真を1:1に切ると、全身の6.5〜18.9%が画面の外に出て頭か足元が欠けました。

切らずに白を足す場合は、先に背景を255で塗って境目を消し、白い商品の細部が塗りつぶされていないかを拡大して確かめてください。

よくある質問

参考リンク

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