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アパレルECサイトの商品ページを22サイト数えた|画像の縦横比・背景・サイズ表

セントラルオフィス編集部公開日 約10分で読めます

スマートトリミングAIを開発している株式会社セントラルオフィスです。

楽天やZOZOTOWNに出しながら、自社のECサイトでも服を売っているブランドは多いのではないでしょうか。

自社ECの商品ページを作るとき、最初に迷いやすいのが画像の形です。

楽天市場は商品画像を正方形にするよう勧めていて、私たちが測った楽天の検索上位60件でも、45件が正方形でした。

ただ、モールに合わせた正方形の画像を、そのまま自社ECにも並べてよいのでしょうか。

そこで、アパレル企業の自社ECサイト22サイトを開き、66商品の商品ページで、画像の縦横比・1枚目の背景・サイズ表などの記載を数えました。

自社ECの商品ページをこれから作る方や、今のページを直したい小さなブランドの方は参考にしてください。

服のネット販売の仕事の流れ全体は、アパレルECとはにまとめています。

結論:縦長の比率を1つ決めてサイト全体でそろえる

結論から言うと、自社ECの商品画像はモールの正方形に合わせる必要はなく、縦長の比率を1つ決めてサイト全体でそろえるのが主流です。

22サイトのうち16サイトが縦長で、いちばん多い5:6は10サイトあり、3商品とも測れた21サイトはどこもサイトの中で比率がそろっていたからです。

自社EC22サイトの商品ページを数えた結果。画像は縦長5対6が最多で10サイト、正方形は6サイト。1枚目は白から薄いグレーの無地の背景が64商品中44件。サイズ表を載せている商品ページは95%で66商品中63件。3商品の比率がそろうのは21サイトで、測れた全サイト
見てほしいのは、正方形が22サイト中6サイトにとどまること

1枚目の背景は白〜薄いグレーの無地が64商品中44件で、サイズ表は66商品中63件の商品ページに載っています。

なので、自社ECでは縦長の比率を1つ決め、1枚目の背景をそろえ、サイズ表を必ず載せるところから始めるのがおすすめです。

  1. 比率を1つ決める:迷ったら22サイトで最多の5:6にする。モールに出す分は、同じ元画像から正方形を切り出す
  2. 1枚目の背景をそろえる:白〜薄いグレーの無地が64件中44件。モデルに着せるか物だけにするかは、どちらも多い
  3. 載せる項目を決める:サイズ表(95%)・素材と洗濯(76%)・モデルの身長(70%)

ただし、ユニクロやユナイテッドアローズといった大手のサイトは読めず、大手でも同じ形かは分かりません。

数え方:自社EC22サイトの商品を3点ずつ

数えたのは、国内のアパレル企業の自社ECサイトのうち、商品ページを読めた22サイトです。

商品は、各サイトの新着一覧の先頭からトップスを優先して服を3点ずつ選び、全部で66商品になりました。

バッグ・靴・小物は外し、同じ商品の色違いは選んでいません。

新着一覧を読めなかったAOKI・オリヒカ・ゴールドウインの3サイトだけは、サイトマップの並び順で選んでいます。

縦横比は、1枚目の画像をダウンロードして幅と高さを測り、1:1・5:6・3:4・2:3などの近い比率に当てはめました。

背景と写っているものは、測れた64商品の1枚目を縮小して並べ、目で見て分けています。

はじめは画像の外周の色で背景を自動で分けようとしたものの、薄いグレーの背景に落ちた影まで「場所が写った写真」と判定してしまいました。

そのため、記事には目で分けた数字を使っています。

サイズ表やモデルの身長などの記載は、商品ページのHTMLに書かれた文字から探しています。

確認日は2026年10月7日です。

画像は縦長5:6が最多でサイトの中でそろえていた

いちばん確かめたかったのは、自社ECの画像が正方形なのか縦長なのかです。

1枚目の画像の縦横比をサイトごとに数えた図。5対6の縦長の枠が10サイト、正方形の枠が6サイト、3対4の縦長の枠が3サイト、2対3などそのほかの縦長が3サイト。3商品の比率が一致したのは21サイト
見てほしいのは、正方形の枠より5:6の枠に並ぶサイトのほうが多いこと

1枚目の比率をサイトごとに見ると、5:6が10サイトで最も多く、正方形は6サイト、3:4は3サイトでした。

残る3サイトも2:3や、幅が高さの0.86倍・0.78倍の縦長で、横長の画像を1枚目に置いたサイトはありません。

5:6は、ZOZOTOWNの商品画像と同じ形です。

Yahoo!ショッピングの検索上位60件を測ったときも、48件を占めたZOZOTOWNの店の出品は、すべて5:6でした。

5:6の10サイトは、TSI・ナノ・ユニバース・ウィゴー・三陽商会・ストライプインターナショナル・ハニーズ・ユナイテッドトウキョウ・ニッセン・パル・シップスです。

一方の正方形の6サイトは、ワークマン・デサント・グンゼ・AOKI・ミキハウス・オリヒカでした。

作業着・スポーツ・インナー・スーツ・子ども服の通販が並んでいるので、品ぞろえで形が分かれているようにも見えますが、6サイトだけでは言い切れません。

デサントは、1枚目を測れたのが1商品だけです。

比率の違いより、はっきり出たのはそろえ方のほうでした。

3商品とも1枚目を測れた21サイトは、どのサイトも3商品の比率が同じです。

形が混ざると一覧ページで画像の高さがばらばらになるので、サイトごとに1つに決めているのだと考えられます。

Shopifyで作られていると確かめられた7サイトでも、5:6が4サイト、3:4・2:3・正方形が1サイトずつと分かれています。

カートの仕組みが形を決めているわけではなく、各社が自分で選んだ形でそろえているということです。

モールにも出すなら、自社ECの縦長と楽天の正方形の両方が要ります。

縦長で撮った元画像から楽天向けの正方形を切り出す書き出し方は、さきほどのモールの記事の後半で扱っています。

1枚目は白〜薄いグレーの無地が約7割

形のそろえ方が分かったところで、次に見たのは1枚目に何を写しているかです。

1枚目の画像64商品の内訳。背景は白から薄いグレーの無地が44件、濃い色や色の無地が9件、部屋や屋外など場所が写るのが10件、告知のバナーが1件。写っているものはモデルが着ているのが36件、平置きやトルソーなど物だけが27件、バナーが1件
見てほしいのは、場所が写る写真より無地の背景のほうがずっと多いこと

1枚目の背景は、白〜薄いグレーの無地が64件中44件でした。

黒や紫、ピンクといった色の無地が9件、部屋や屋外など場所が写る写真が10件で、残る1件は告知のバナーです。

3商品とも白〜薄いグレーの無地だったのは12サイトあり、3商品とも場所の写る写真だったのはグレイルだけでした。

写っているものは、モデルが着ている画像が36件、平置きやトルソーなど物だけの画像が27件と、こちらは大きく偏っていません。

ただ、サイトごとに見ると、3商品ともモデルだったのが8サイト、3商品とも物だけだったのが6サイトあります。

背景と同じように、着せるか置くかもサイトの中で決めているところが多いと読めます。

1枚目の写真の上に文字や色見本、バッジを重ねていたのは6件だけで、うち3件はワークマンの商品でした。

1枚目のあとに続く画像は、枚数を確定できた48商品で真ん中の値が14枚、少ない商品で5枚、多い商品で55枚です。

Shopifyのサイトは色違いの分まで含めた画像の数なので、1色あたりの枚数より多めに出ています。

それでも、楽天ファッションの上位55商品で数えた真ん中の値13枚と近い数になりました。

撮るカットの内訳は、そちらの記事で1枚ずつ分けて数えています。

サイズ表は95%の商品ページにあった

画像の次は、商品ページに書かれている文字です。

66商品の商品ページに載っていたものの割合。サイズ表は95%で66件中63件、素材と洗濯の方法は76%で50件、モデルの身長は70%で46件、スタッフのコーディネートは65%で43件
見てほしいのは、サイズ表だけがほぼすべての商品ページにあること

着丈や身幅をcmで並べたサイズ表が無かったのは、66商品中3件しかありません。

その3件はすべてデサントの商品で、ページの後から読み込まれる部分に載っているのかもしれません。

素材は66件すべてに書かれていて、洗濯の方法まで書いていたのは50件(76%)です。

モデルの身長は46件(70%)で、店のスタッフが着たコーディネートを載せていたのは43件(65%)でした。

スタッフのコーディネートは、43件中42件がSTAFF STARTという仕組みを使っています。

サイズ表と素材・洗濯は、商品の情報さえ手元にあれば、小さなブランドでもすぐに載せられる項目です。

モデルの身長も、着用の画像を撮るときに控えておけば足ります。

スタッフのコーディネートは人手と仕組みが要るぶん、数えた66商品でも23件は載せていませんでした。

この数え方で分からないこと

数えたのは、商品ページを読めた中堅のブランドが中心です。

ユニクロ・ジーユー・しまむら・ユナイテッドアローズ・ワールド・ベイクルーズ・アーバンリサーチなど15サイトは、アクセスが弾かれるか、サイトにつながらず、読めませんでした。

大手の自社ECが同じ形をしているかは、この数え方では分かりません。

1サイト3商品だけなので、サイト全体の代表の値とも言えません。

商品の中には、ピーチ・ジョン・グンゼ・ワコールの下着と、ミキハウスの子ども服が入っています。

TSIとナノ・ユニバースは画像の名前の付け方と構成が同じで、同じ商品データを使っているとみられるため、同じ撮り方を2回数えている可能性があります。

記載はHTMLの文字で探したので、後から読み込まれて表示される分は拾えていません。

反対に、ページの裏のデータにだけ書かれていたサイズ表2件とモデルの身長9件も「あり」に数えています。

数字は2026年10月7日に開いたページのものです。

まとめ

自社ECの商品画像は、数えた22サイトのうち16サイトが縦長で、なかでも5:6が10サイトと最多でした。

比率は、3商品とも測れた21サイトのすべてで、サイトの中でそろっています。

1枚目は白〜薄いグレーの無地が多く、サイズ表はほぼすべての商品ページにありました。

なので、自社ECを作るときは、縦長の比率を1つ決めて撮り、1枚目の背景をそろえ、サイズ表と素材・洗濯を載せるところから始めると、数えたサイトと同じ形になります。

モールの画像との違いはECモールの商品画像サイズで、撮るカットと枚数はアパレルの商品撮影で数えています。

よくある質問

参考情報源

#アパレルECサイト#自社EC#商品ページ#商品画像#縦横比