モール・EC運営

Yahoo!ショッピング出店の費用と条件|2026年9月の新料金を月商別に計算し楽天・ZOZOと比べた

セントラルオフィス編集部公開日 約15分で読めます

スマートトリミングAIを開発している株式会社セントラルオフィスです。

自社の服をYahoo!ショッピングでも売ろうと考えて、出店の費用を調べている方も多いのではないでしょうか。

Yahoo!ショッピングは長いあいだ、初期費用も月額も無料のモールとして知られてきました。

ところが2026年9月に出店プランが刷新され、月額システム利用料と売上ロイヤリティがかかるようになっています(Yahoo!ショッピング 出店案内)。

では、新しい料金で毎月いくら払うことになり、前の料金とはいくら違うのでしょうか。

そこで、公式の料金ページと、刷新前の同じページの記録を読み比べ、公式の料率だけで月商別の費用を計算しました。

出店の条件と手順、楽天市場・ZOZOTOWNとの比較に加えて、レディースファッションのランキング上位を誰が売っているかも数えました。

申し込む前に、毎月の費用と出店後に並ぶ相手をつかんでおきたい方の下調べに使ってください。

結論:Yahoo!ショッピングに出店するやり方

結論から言うと、Yahoo!ショッピングの初期費用は0円のままですが、2026年9月から月額10,000円(税抜)と売上の2.5%がかかるようになりました。

ファッションで月商100万円なら、公式のシミュレーターと同じ前提で月78,900円になり、前の料金より20,000円増えます。

申し込みはオンラインで済み、公式には最短約3週間で開店できると書かれています。

一方、レディースファッションのランキング1〜10位のうち5点は、株式会社ZOZOが運営する「ZOZOTOWN Yahoo!店」の商品でした。

なので、申し込む前に自社の月商で費用を出し、売りたいカテゴリの上位を誰が占めているかを見ておくのがおすすめです。

Yahoo!ショッピング出店の手順を1枚にまとめた図。1 月商から費用を出す(月10,000円+売上の約7%)、2 書類とカードをそろえる(登記簿謄本・本人確認書類)、3 申し込んで審査を待つ(初回審査と書類審査)、4 ストアを作って開店(最短約3週間)。下の段に、月商100万円の月の費用(2026年)78,900円と、レディースファッションの上位は半分がZOZOTOWN Yahoo!店であることを示している
見てほしいのは、毎月の費用が月額10,000円と売上の約7%で決まるところです

手順

  1. 月商から費用を出す。 月額10,000円に、月商×6.89%(ロイヤリティ・決済・ポイント・アフィリエイトの合計)を足します
  2. 書類とクレジットカードをそろえる。 法人は登記簿謄本(履歴事項全部証明書)、代表者の本人確認書類、住所等を確認できる書類を出します
  3. 申し込んで審査を待つ。 初回審査を通ると、書類申請の案内がメールで届きます
  4. ストアを作って開店する。 契約審査に1〜2週間程度、ストア構築に2〜3週間程度かかる目安です

コツ

  • 2027年からの額で見積もる。 LINEショッピングタブ経由の料金が2027年1月から始まり、ファッションの月商100万円では月600円増えます
  • アフィリエイトの率は自社のカテゴリで確かめる。 公式のシミュレーターは0.39%で計算していますが、カテゴリごとの必須の率の一覧は料金ページに無く、未確認です
  • 売りたいカテゴリのランキングを先に見る。 レディースのトップスとワンピース・チュニックでは、1〜10位のうち7点がZOZOTOWN Yahoo!店でした

ここからは、料金が何から何に変わったかを確かめてから、月商別の計算、条件と手順、他のモールとの比較、ランキングの順に見ていきます。

2026年9月に変わった料金

出店案内のページの冒頭にあるのが、次の一文です。

Yahoo!ショッピングは2026年9月より、出店プランを刷新いたしました。

公式ページYahoo!ショッピング 出店案内原文を読む

刷新前の料金は、Internet Archiveに残っている2026年7月28日時点の料金ページで確かめました(2026年7月28日の記録)。

そのページでは、初期費用・月額システム利用料・売上ロイヤリティの3つがどれも無料でした。

代わりに、売れたときにストアポイント原資1%とキャンペーン原資1.5%を必ず負担する決まりです。

新しい料金では、初期費用0円はそのままで、月額10,000円(税抜)と売上ロイヤリティ2.5%が加わっています。

旧料金と2026年9月からの新料金を並べた表。初期費用は無料から0円、月額システム利用料は無料から10,000円(税抜)、売上ロイヤリティは無料から2.5%、キャンペーン原資負担は1.5%(必須)から表の項目になしへ、ストアポイント原資負担は1%(必須)のまま
見てほしいのは、月額とロイヤリティが加わり、キャンペーン原資が表から消えたところです

キャンペーン原資は、新しい料金表に項目がありません。

前のページはストアの負担を「2.5%~任意で16.5%」(2.5%は必須)としていて、これはストアポイント1%とキャンペーン原資1.5%を合わせた率でした。

新しい表のストアポイント原資負担料は「1%は必須」「1%~15%で設定可能」です。

表の上では1.5%分の負担が消えた形ですが、キャンペーン原資をやめたと書いた公式の文は見つけられませんでした。

公式の料金表はこちらで、赤枠が2026年9月から加わった2つの項目です。

Yahoo!ショッピングの公式料金ページの表のスクリーンショット。初期費用0円、月額システム利用料10,000円(税抜)、売上ロイヤリティ2.5%に赤枠。決済サービス利用料、ストアポイント原資負担料、アフィリエイトパートナー報酬、アフィリエイト手数料、LINEショッピングタブ掲載経由料金の行が続く
見てほしいのは、赤枠の月額10,000円と売上ロイヤリティ2.5%です(2026年10月4日撮影)

毎月かかる費用の一覧

公式の料金ページ(料金、2026年10月4日確認)に載っている項目を並べると、次の7つです。

  • 月額システム利用料:10,000円(税抜)。開店した月は日割りで計算
  • 売上ロイヤリティ:売上の2.5%
  • 決済サービス利用料:決済方法で変わる。シミュレーターは最も多く使われる「PayPayカード」「PayPay残高支払い」の3%で計算
  • ストアポイント原資負担料:1%は必須(1〜15%で設定)
  • アフィリエイトパートナー報酬:2〜4%は必須(2〜50%で設定、カテゴリで変わる)。アフィリエイト経由で売れた分だけ
  • アフィリエイト手数料:アフィリエイトパートナー報酬の30%
  • LINEショッピングタブ掲載経由料金:経由で売れた分の2〜4%(カテゴリで変わる)。2026年中はかからず、2027年1月から商品販売価格(税抜)にかかる

売れなくてもかかるのは月額の10,000円だけで、残りの項目は売上が出なければかかりません。

ここに挙げたのは料金ページの項目で、商品ページを作る手間や広告の費用は入っていません。

月商別の費用

計算には、公式の料金ページにあるシミュレーターと同じ料率を使いました。

料率はページのプログラムに書かれていて、決済3%・ストアポイント1%・アフィリエイト0.39%です。

0.39%は、アフィリエイト経由の売上を月商の約15%とみて、報酬2%に手数料30%を上乗せした率(15%×2%×1.3)です。

月の費用 = 10,000円 + 月商 ×(2.5% + 3% + 1% + 0.39%)= 10,000円 + 月商 × 6.89%

2027年1月からは、LINEショッピングタブ経由の売上を月商の約1.5%とみて、ファッションの率4%を掛けた0.06%が加わります。

ファッションの月の費用を公式の料率で計算した棒グラフ。月商30万円で30,670円、月商100万円で78,900円、月商300万円で216,700円(2026年)
見てほしいのは、月商100万円で78,900円になるところです(2026年の料率)

月商100万円なら、10,000円+1,000,000円×6.89%で78,900円です。

2027年からは0.06%が加わって79,500円になり、公式のシミュレーターに月商1,000,000円とファッションを入れたときの表示と同じ額でした。

Yahoo!ショッピング公式の月額費用シミュレーターのスクリーンショット。月商目標額1,000,000円、商品カテゴリはファッション。月額システム利用料10,000円、売上ロイヤリティ25,000円、決済サービス利用料30,000円、ストアポイント原資負担料10,000円、アフィリエイト利用料3,900円、LINEショッピングタブ掲載経由料金600円、費用総額79,500円に赤枠
見てほしいのは、赤枠の費用総額79,500円です。LINE経由の600円を含んだ2027年からの額になっています(2026年10月4日撮影)

月商に対する割合は、30万円で約10.2%、100万円で約7.9%、300万円で約7.2%でした。

月額の10,000円が売上にかかわらず同じなので、月商が小さいほど割合が上がります。

2027年からの額は、月商30万円で30,850円、300万円で218,500円です。

前の料金との差

前の料金を同じ前提で計算すると、率はストアポイント1%・キャンペーン原資1.5%・決済3%・アフィリエイト0.39%の合計5.89%で、月額はかかりません。

月商100万円なら58,900円で、新しい料金の78,900円とは20,000円の差です。

月商100万円の月の費用を比べた棒グラフ。旧料金58,900円、新料金78,900円で、差は+20,000円。差の内訳は月額10,000円+売上の1%
見てほしいのは、差の20,000円が月額10,000円と売上の1%でできているところです

差の中身は、月額の10,000円と、売上ロイヤリティ2.5%からキャンペーン原資1.5%を引いた売上の1%です。

月商300万円なら差は40,000円になり、月商が増えるほど1%の分が積み上がっていきます。

なお、前の料金のキャンペーン原資は税込の価格にかかる決まりでしたが、ここでは新しい料金と同じ月商に掛けて比べました。

出店の条件と審査

出店の注意事項のページには、申し込める事業者について次のように書かれています。

Yahoo!ショッピングは、すでに運営中のECサイト、リアル店舗、または農園等の既存事業を有する事業者のみお申込みいただけます。原則として、既存事業は、3ヵ月以上の運営実績が必要です。

公式ページYahoo!ショッピング 出店申込の注意事項原文を読む

ほかの条件は、よくある質問と書類のページに分かれて載っていました。

  • 申し込める人:法人と個人事業主。会社を作っていなくても個人事業主として申し込める
  • 会社の登記:日本に登記のある会社のみ
  • 法人の書類:登記簿謄本(履歴事項全部証明書)、代表者の本人確認書類、住所等を確認できる書類。中古品・酒類・医薬品などを扱うときは追加の書類
  • 個人事業主の情報:確定申告書に書いた屋号と本人の情報で申し込む。提出書類は法人と異なる
  • クレジットカード:法人は法人名義か代表者名義、個人事業主は代表者名義
  • 連絡先:フリーメールと携帯電話番号では登録できず、電話は申し込む人の名義の固定電話

審査に落ちた理由は教えてもらえませんが、申し込みごとに審査するので、もう一度申し込むことはできます(よくある質問)。

書類を出したあとに、商品在庫の仕入れ方や保管場所について、電話やメールで追加の確認が来ることもあると書かれていました。

審査の基準は「約款・ガイドライン」を見るように案内されていて、通る条件を具体的に示した公式の文はありません。

出店の手順

公式の出店案内では、申し込みから開店までが4つのステップです。

出店の4ステップの図。1 出店申込 20分、2 契約審査 1〜2週間程度、3 ストア構築 2〜3週間程度、4 開店審査〜開店 2〜5営業日程度。最短約3週間
見てほしいのは、時間の大半が契約審査とストア構築にかかるところです
  1. 出店申込(20分)。 Yahoo! JAPAN ID、会社と代表者の情報、クレジットカード、売上金の受取口座を入力します
  2. 契約審査(1〜2週間程度)。 初回審査を通ると、書類申請のURLがメールで届き、登記簿謄本などを出します
  3. ストア構築(2〜3週間程度)。 開店の前に、ストアのページと出品する商品を用意する段階です
  4. 開店審査〜開店(2〜5営業日程度)。 開店した月から、月額システム利用料が日割りでかかり始めます

出店案内のよくある質問にも、月額システム利用料と売上ロイヤリティはストアページが公開される「開店」のあとに発生すると書かれていました。

商品ページの画像をそろえるのも、3つ目のストア構築の期間中です。

モールごとの画像サイズの決まりは、ECモールの商品画像サイズにまとめています。

楽天市場・ZOZOTOWNとの比較

月額の固定費を並べると、Yahoo!ショッピングの10,000円がいちばん小さい額です。

月額の固定費(税別)の比較。Yahoo!ショッピング10,000円、楽天市場がんばれ!プラン34,000円、スタンダードプラン90,000円、メガショッププラン181,000円(2027年2月から)、ZOZOTOWNは公表なし
見てほしいのは、楽天市場のいちばん小さいプランでも月額が3倍以上あるところです

楽天市場は2027年2月1日から月額が上がり、がんばれ!プランは25,000円から34,000円になります(税別、料金改定のお知らせ)。

2026年2月1日〜2027年1月31日にアカウントを開いた店舗には、経過措置として2027年5月31日まで前の料金が適用されます。

このほかに初期登録費用60,000円がかかり、Yahoo!ショッピングの初期費用0円とはここでも差があります(楽天市場 出店プラン)。

ZOZOTOWNは、出店料と月額を公表していません。

売れたときにかかる率は、モールによって含むものがそろっていません。

売れたときにかかる率の比較。Yahoo!ショッピングの売上ロイヤリティ2.5%、楽天市場のシステム利用料2.0〜7.0%、ZOZOTOWNの手数料27〜29%(決算から計算)
見てほしいのは、ZOZOTOWNの率だけ保管や撮影の分まで含んでいるところです

楽天市場のシステム利用料は、プランと月の売上高に応じてPCで2.0〜6.5%、モバイルで2.5〜7.0%です。

ZOZOTOWNの27〜29%は、決算短信の受託販売手数料を商品取扱高で割って出した率で、保管と物流、撮影の分を含みます(ZOZOTOWN出店ガイド)。

Yahoo!ショッピングと楽天市場の率には、ポイントや決済の費用が別に加わるので、ロイヤリティやシステム利用料だけを並べても安い高いは決まりません。

楽天市場の月商別の費用と手数料の内訳は、楽天市場の出店費用で計算しています。

レディースファッションの上位を誰が売っているか

費用のほかに、出店したあと同じ一覧に並ぶ相手も数えました。

2026年10月4日の12:58と15:38に、レディースファッションのランキングの1〜10位を売っているストアを記録しています。

集計期間はページの初期設定の「リアルタイム」で、ページには「更新日:2026/10/4」とありました。

同じ日の15:38にメンズファッション、15:39にレディースの下位8カテゴリも同じように数えています。

Yahoo!ショッピングのランキング1〜10位を売っているストアの図(2026年10月4日)。レディースは1・2・6・7・9位がZOZOTOWN Yahoo!店、4・10位が同じ靴の専門店、3・5・8位がその他のストア。メンズは3・5・8・9位が同じ靴の専門店で、ZOZOTOWN Yahoo!店は無い
見てほしいのは、レディースの1〜10位の半分がZOZOTOWN Yahoo!店だったところです

レディースの1〜10位のうち5点(1・2・6・7・9位)がZOZOTOWN Yahoo!店で、12:58と15:38で順位も変わりませんでした。

ZOZOTOWN Yahoo!店は、株式会社ZOZOが運営するストアです(ストア情報)。

残る5点のうち2点は同じ靴の専門店、3点はそれぞれ別のストアの商品です。

メンズの1〜10位にはZOZOTOWN Yahoo!店が入っておらず、靴の専門店が4点を占めていました。

レディースの下位カテゴリでは、服の6カテゴリすべてでZOZOTOWN Yahoo!店が1〜10位に入っています。

レディースの服の6カテゴリで、1〜10位のうちZOZOTOWN Yahoo!店の点数。トップス7、ボトムス・パンツ3、コート・ジャケット6、ワンピース・チュニック7、オールインワン・セットアップ8、ジャージ・スウェット5(2026年10月4日15:39)
見てほしいのは、オールインワン・セットアップでは10点中8点だったところです

服の6カテゴリを合わせると60点中36点、シューズとバッグ(どちらも2点)を加えた8カテゴリでは80点中40点がZOZOTOWN Yahoo!店でした。

レディースの服を出すストアは、ZOZOが運営するストアの商品と同じ一覧で比べられることになります。

ZOZOTOWNに出店しているブランドの商品がZOZOTOWN Yahoo!店にどう並ぶのかは、公式の資料で確かめられませんでした(未確認)。

この数え方で分からないことは3つです。

  • 1日2回の1〜10位だけで、日や時間で入れ替わる可能性がある
  • 「リアルタイム」の集計方法と、並びが売上の順かどうかはページに説明がなく、未確認
  • ZOZOTOWN Yahoo!店のほかはストア名を出していない

まとめ

Yahoo!ショッピングは2026年9月に出店プランを刷新し、初期費用0円のまま、月額10,000円(税抜)と売上ロイヤリティ2.5%を加えました。

公式のシミュレーターと同じ料率なら、毎月の費用は10,000円+月商×6.89%で、ファッションの月商100万円では78,900円です。

前の料金より増えたのは、月額の10,000円と売上の1%の分です。

申し込めるのは3ヵ月以上の既存事業がある法人と個人事業主で、申し込みから開店までは最短約3週間とされています。

月額は楽天市場のがんばれ!プラン(2027年2月から34,000円)より小さく、初期費用もかかりません。

ただし、レディースファッションの1〜10位の半分はZOZOTOWN Yahoo!店の商品でした。

申し込む前に、自社の月商を式に入れて毎月の費用を出し、売りたいカテゴリのランキングで上位のストアを見ておくと、出店したあとの見込みを立てやすくなります。

よくある質問

参考リンク

#Yahoo!ショッピング#Yahoo!ショッピング出店#ヤフーショッピング#楽天市場#ZOZOTOWN#アパレルEC