楽天市場の出店費用と手数料|2027年2月改定後の月額と月商別の支払いを計算
セントラルオフィス編集部公開日 約16分で読めます

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楽天市場に出店しようと考えて、毎月いくら払うことになるのかを調べている方も多いのではないでしょうか。
楽天グループは2026年9月17日に、月額出店料を2027年2月1日から上げると告知しました(楽天市場 月額出店料改定のお知らせ)。
がんばれ!プランは25,000円から34,000円に、スタンダードプランは65,000円から90,000円に変わる予定です。
ところが、出店費用を説明しているページの多くは改定前の月額のままで、税込と税別が混ざっているものもありました。
楽天の公式シミュレーターも、2026年10月4日の時点では改定前の月額で計算するままでした。
では、改定後は月商ごとにいくら払うことになり、どのプランを選べばよいのでしょうか。
そこで私たちは、楽天の公式ページで料金を確かめ、公式シミュレーターと同じ式で月商50万〜500万円の支払いを計算し直しました。
金額はすべて税別で、改定前と改定後を並べています。
結論:楽天市場の出店にかかるお金
結論から言うと、楽天市場の出店費用は初期登録費用60,000円と月額出店料に、売上に応じたシステム利用料などを足した額です。
2027年2月からは月額出店料が約1.4倍になり、月商100万円のがんばれ!プランでは毎月の支払いが148,800円から157,800円に増えます。
月額の差が広がったぶん、スタンダードプランのほうが安くなる月商も約178万円から約242万円に上がりました。
なので、月商が240万円に届くまではがんばれ!プランで始め、改定後の月額で自分の月商を計算し直してからプランを決めるのがおすすめです。

手順
- 月商の見込みを決める。 1年目の月商を、少なめと多めの2つで置いておきます
- 改定後の月額でプランごとの支払いを計算する。 公式シミュレーターの結果に、月額の差(がんばれ!9,000円、スタンダード25,000円、メガショップ51,000円)を足します
- 出店審査の書類をそろえて申し込む。 個人事業主は住民票や印鑑証明書、実店舗の写真も求められます
- 利用開始日の前に商品画像をそろえておく。 出店料は、店を開く前の利用開始日から掛かります
コツ
- がんばれ!プランの画像容量を先に見ておく。 がんばれ!プランは1.5GB、スタンダードプランは100GBで、色違いの画像が多い服の店では差が出やすいところです
- 2027年1月までに開いた店も新しい月額になる。 2027年5月までは改定前の月額で、6月から差額が請求されます
- CSV商品一括編集の月10,000円は2027年1月から要らない。 有料オプションだったものが全店で無料になります
ここからは、改定の中身と毎月かかる費用を確かめたあと、月商別の計算に進みます。
2027年2月の月額出店料の改定
楽天の告知に書かれている改定前と改定後の月額は、次のとおりです(税別)。
| プラン | 2027年1月まで | 2027年2月から | 月あたりの差 |
|---|---|---|---|
| がんばれ!プラン | 25,000円 | 34,000円 | 9,000円 |
| がんばれ!プラン(分割払い) | 28,000円 | 39,000円 | 11,000円 |
| スタンダードプラン | 65,000円 | 90,000円 | 25,000円 |
| スタンダードプラン(分割払い) | 70,000円 | 97,000円 | 27,000円 |
| メガショッププラン | 130,000円 | 181,000円 | 51,000円 |
出典:楽天市場 月額出店料改定のお知らせ(2026-10-04 確認)
1年分に直すと、がんばれ!プランで10.8万円、メガショッププランでは61.2万円の値上がりです。

払い方はプランで違い、がんばれ!プランは1年分の一括、スタンダードプランは半年ごとの2回払いです(楽天市場 出店プラン)。
いま出店する店にかかる経過措置
告知では、アカウントを開いた日によって新しい月額がかかり始める日が分かれています。
- 2027年2月1日以降に開いた店:最初から新しい月額
- 2026年2月1日〜2027年1月31日に開いた店:2027年5月31日までは改定前の月額で、6月1日から新しい月額
- 2026年6月2日以降に開いた店:前払いした期間のうち2027年6月1日からの分は、差額が毎月追加で請求される
告知に載っている例では、2026年10月15日に開いたがんばれ!プランの店は、初回に300,000円を払います。
そのうえで2027年6〜9月は差額の9,000円を毎月払い、10月は日割りの4,065円が請求される計算です。
足し合わせると、1年目の出店料は340,065円になりました。
月10,000円の有料オプションだったCSV商品一括編集を、2027年1月利用分から全店で無料にすることも、同じ告知に載っていました。
毎月かかる費用の一覧
月額が上がるとはいえ、毎月の支払いのうち月額出店料が占める割合は、売上が増えるほど小さくなります。
売上に比例してかかる費用が、ほかにいくつもあるためです。
公式の出店プランと料金の詳細のページから、毎月かかるものを並べました(税別)。
| 費用 | 金額・料率 | 掛ける対象 |
|---|---|---|
| 月額出店料 | がんばれ!34,000円・スタンダード90,000円・メガショップ181,000円(2027年2月から) | 固定 |
| システム利用料 | がんばれ! PC 3.5〜6.5%・モバイル 4.0〜7.0%/スタンダードとメガショップ PC 2.0〜4.0%・モバイル 2.5〜4.5% | PCとモバイルの売上を別々に、累進で |
| 楽天ポイント | 1.0% | 購入代金(税抜) |
| スーパーアフィリエイト | 2.6〜5.2% | アフィリエイト経由の売上 |
| 安全性・利便性向上のためのシステム利用料 | 0.1% | 月間売上高 |
| 楽天ペイ利用料 | 2.5〜3.5% | 月間決済高 |
| R-Messe | がんばれ!3,000円・ほか5,000円 | 固定(いまは無料期間中で、終わる時期は未定) |
出典:楽天市場 出店プラン、料金の詳細(2026-10-04 確認)
初期登録費用の60,000円は、どのプランでも出店のときに1回だけの支払いです。
アフィリエイトの料率はジャンルで決まり、レディースとメンズのファッション、靴、バッグはどれも4%です。
報酬とは別に、報酬の合計に対して30%のシステム利用料も上乗せされます(報酬の合計が30万円までの場合)。
月商100万円のがんばれ!プランで、それぞれがいくらになるかを並べたのが次の図です。

いちばん大きいのはシステム利用料の67,500円で、月額出店料34,000円の約2倍でした。
月商別に払う額の計算
内訳の多くは売上に比例するので、月商が変わると合計の額も率も変わります。
そこで、公式シミュレーターと同じ前提で、月商50万・100万・300万・500万円の4つを計算しました。
計算の前提
- 客単価は1万円、ジャンルはファッション
- 売上のうちPCが20.5%、モバイルが79.5%(公式シミュレーターの設定)
- アフィリエイト経由の売上は15%で、料率は4%
- 楽天ポイントは売上の95%に1%を掛ける(公式シミュレーターの計算。95%にする理由はページに書かれていません)
- 楽天ペイ利用料は決済高100万円までが3.5%で、それより大きいと率が下がる(公式シミュレーターは段階ごとに分けて計算)
- R-Messeは無料期間中ですが、公式シミュレーターに合わせて合計に入れる
計算式
毎月の支払い = 月額出店料 + システム利用料(PC分 + モバイル分)+ ポイント + 安全性・利便性向上のためのシステム利用料 + アフィリエイト + 楽天ペイ利用料 + R-Messe
月商100万円のがんばれ!プランに当てはめると、次のようになります。
- PC分:205,000円 × 6.5% = 13,325円
- モバイル分:50万円 × 7.0% + 295,000円 × 6.5% = 54,175円
- ポイント:100万円 × 95% × 1% = 9,500円
- 安全性・利便性向上のためのシステム利用料:100万円 × 0.1% = 1,000円
- アフィリエイト:100万円 × 15% × 4% × 1.3 = 7,800円
- 楽天ペイ利用料:100万円 × 3.5% = 35,000円
- 月額出店料とR-Messe:34,000円 + 3,000円
合わせて157,800円で、改定前の月額25,000円なら148,800円です。
改定前の月額で計算した12通りは、公式シミュレーターに同じ月商を入れた結果と1円単位で一致しました。
改定後の額は、その結果に月額の差を足したものです。
月商とプランごとの支払い
| 月商 | がんばれ! | スタンダード | メガショップ |
|---|---|---|---|
| 50万円 | 89,138円 → 98,138円 | 118,638円 → 143,638円 | 183,638円 → 234,638円 |
| 100万円 | 148,800円 → 157,800円 | 167,275円 → 192,275円 | 232,275円 → 283,275円 |
| 300万円 | 374,900円 → 383,900円 | 344,205円 → 369,205円 | 409,205円 → 460,205円 |
| 500万円 | 597,375円 → 606,375円 | 515,425円 → 540,425円 | 580,425円 → 631,425円 |
左が2027年1月まで、右が2027年2月からの額で、太字はその月商でいちばん安いプランです。

売上に対する割合で見ると、月商50万円のがんばれ!プランは17.8%から19.6%に上がります。
月商500万円のスタンダードプランでは10.3%から10.8%で、上がり幅は0.5ポイントにとどまりました。
スタンダードプランに切り替える月商
月商300万円の行を見ると、がんばれ!プランよりスタンダードプランのほうが安くなっています。
では、どの月商で入れ替わるのかを、月商を細かく動かして探しました。
| 2027年1月まで | 2027年2月から | |
|---|---|---|
| R-Messeを含む | 約178.1万円 | 約242.1万円 |
| R-Messeを含まない | 約170.1万円 | 約234.1万円 |
改定前の約178.1万円は、出店プランのページにある「目標月商が約178万円以上の事業者様におすすめ」とも合っています。
改定後は、月額の差が40,000円から56,000円に広がります。
スタンダードプランはシステム利用料の率が低いものの、その差で月額の差を取り返すにはより大きな売上が要るため、切り替えの目安が約64万円上がりました。
なお、がんばれ!プランは1年契約の一括払いなので、途中でプランを変えるときの扱いは申し込みの前に楽天に確かめておく必要があります。
出店の条件と審査と開店までの流れ
プランが決まっても、すぐに店を開けるわけではありません。
楽天の注意事項のページによると、出店を申し込んだ事業者は全員が出店審査を受けます(出店に関する注意事項)。
- 営業許可や資格の書類と、扱う商材の写真が必要で、登記簿謄本を求められる場合もある
- 個人事業主は、住民票と印鑑証明書(3か月以内のもの)、実店舗の写真も用意する
- 出店を断られる場合や、書類や保証金を条件にした出店になる場合がある。理由と基準は公表されない
- 店を開く前に「店舗オープン審査」がある
- 書類にかかる費用は自己負担
開店までの流れは、出店の流れのページにまとまっています(楽天市場 出店の流れ)。
| 段階 | やること | 目安 |
|---|---|---|
| STEP1 | Webで申し込み、出店審査を受け、申込書をアップロードする | 申し込みから契約まで2週間〜1か月 |
| STEP2 | 利用開始日にRMSのIDが発行される。初回の出店料を20日以内、かつ開店希望日の7営業日前までに払う | |
| STEP3 | 店舗と商品ページを作り、開店希望日の5営業日前までにオープン審査を申請する | 準備に3週間〜1か月 |
全体では1か月半〜2か月が目安とされています。
見落としやすいのは、利用開始日が課金の開始日になる点です。
店を作っている3週間〜1か月の間も出店料はかかるので、商品画像や説明文は利用開始日の前にそろえておくほうが無駄がありません。
楽天市場で「出品」したい場合も、この流れで出店してRMSのIDを受け取り、そこから商品を登録します。
なお「楽天ファッション」は、特定商取引法の表記で販売業者が楽天グループ株式会社になっている通販で(楽天ファッション 特定商取引法に基づく表記)、この記事の楽天市場の出店とは別のものです。
ZOZOTOWNとYahoo!ショッピングとの比較
楽天市場の費用が高いのか安いのかは、ほかのモールと並べないと判断できません。
そこで、月商100万円のときに払う額を、Yahoo!ショッピングとZOZOTOWNでも出しました。
| 楽天市場(がんばれ!) | Yahoo!ショッピング | ZOZOTOWN | |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 60,000円 | 0円 | 公表なし |
| 月額 | 34,000円 | 10,000円 | 公表なし |
| 売上にかかる主な料率 | システム利用料 3.5〜7.0% | 売上ロイヤリティ 2.5% | 手数料 27.3〜29.4%(決算からの計算) |
| 月商100万円の支払い | 約15.8万円 | 約7.9〜8.3万円 | 約27.3〜29.4万円 |

Yahoo!ショッピングは、2026年9月に変わった料金で計算しました(Yahoo!ショッピング 出店)。
月額10,000円、売上ロイヤリティ25,000円、ストアポイントの原資10,000円(必須の1%)、決済サービス利用料30,000円(公式の試算と同じ3%)を足しています。
アフィリエイトは、公式の試算と同じく売上の15%が経由すると置き、料率2〜4%に手数料30%を乗せて3,900〜7,800円としました。
2027年1月からはLINE経由のアフィリエイトの請求も始まるので、この額より増える見込みです。
ZOZOTOWNは、決算短信7期分から計算した手数料率27.3〜29.4%を当てはめた値です(ZOZOTOWN出店ガイド)。
ZOZOTOWNでは採寸と撮影、保管、発送をZOZOが受け持つので、楽天市場やYahoo!ショッピングなら店が自分で負担するこれらの費用も、この額の内側です。
Yahoo!ショッピングの費用の詳しい内訳は、Yahoo!ショッピングの出店費用の記事で計算しました。
出店後に毎月やる商品画像の準備
ZOZOTOWNと違って、楽天市場では商品画像を店が自分で用意します。
服の店なら新作を出すたびに、楽天の画像のルールに合わせた画像を作る作業は毎月のことです。
楽天のRMSのコラム(2025年12月26日更新)では、第1商品画像とSKU画像について次の4つが決められています(商品画像登録ガイドライン)。
- テキストの占める割合は20%以下
- 枠線を付けない
- 背景は単色の白か、写真の背景
- アニメーションGIFを使わない
画像の大きさは、正方形で700×700px以上が推奨されています。
以前の記事で楽天市場の商品画像60件を数えたときも、58件が700px以上で、いちばん多い寸法は700×700pxでした(ECモールの商品画像サイズ)。
色違いを出すアパレルでは、SKU画像の枚数も色の数だけ増えます。
ガイドラインに合わない画像がどう扱われるかは、楽天のガイドライン違反の記事にまとめました。
この計算で分からないこと
ここまでの計算は公式シミュレーターの前提に寄せたので、店ごとに変わる部分が残ります。
- 楽天ペイ利用料の「決済高」に消費税や送料が入るかは、公式ページで確かめられませんでした。入る場合は、この計算より少し増えます
- PCとモバイルの比率、アフィリエイト経由の割合は店によって違います。この記事では公式シミュレーターの設定をそのまま使いました
- クーポン、広告、セールへの参加など、店が選んで払う費用は入れていません
- 金額は税別です。消費税は別にかかります
まとめ
楽天市場の出店には、初期登録費用60,000円と月額出店料、売上に応じたシステム利用料や楽天ペイ利用料がかかります。
2027年2月からは月額出店料が約1.4倍になり、月商100万円のがんばれ!プランでは毎月の支払いが157,800円になる計算です。
スタンダードプランのほうが安くなる月商は、約178万円から約242万円に上がりました。
公式シミュレーターはまだ改定前の月額なので、結果に月額の差を足してから比べてください。
利用開始日から課金が始まるので、商品画像は申し込みと並行して準備しておくと、開店までの出店料を無駄にしません。
よくある質問
参考リンク
- 楽天市場 月額出店料改定のお知らせ(2026-10-04 確認)
- 楽天市場 出店プラン(料金シミュレーターを含む、2026-10-04 確認)
- 楽天市場 料金の詳細(2026-10-04 確認)
- 楽天市場 出店に関する注意事項(2026-10-04 確認)
- 楽天市場 出店の流れ(2026-10-04 確認)
- 楽天 RMS 商品画像登録ガイドライン(2026-10-04 確認)
- Yahoo!ショッピング 出店(2026-10-04 確認)
- 楽天ファッション 特定商取引法に基づく表記(2026-10-04 確認)



