撮影・ささげ

アパレルのモデル撮影の料金を数えた|代行12社の1型あたりと自分で手配した1日の額

セントラルオフィス編集部公開日 約11分で読めます

スマートトリミングAIを開発している株式会社セントラルオフィスです。

新作の着用画像をモデルで撮ろうと、撮影代行やモデル事務所、スタジオの料金ページを見比べている方も多いのではないでしょうか。

ところが、代行は「3時間いくら」、モデルは「8時間いくら」、スタジオは「1時間いくら」と単位がばらばらで、1着あたりいくらかかるのかが見えにくくなっていました。

代行にまとめて頼むのと、モデルやカメラマンを自分で手配するのとでは、どちらが1着あたり安く撮れるのでしょうか。

そこで、2026年10月5日と6日に、モデル撮影の代行12社と、モデル・カメラマン・スタジオ・ヘアメイクの手配先18社の公式ページを読み、料金と1日に撮れる型数を数えてみました。

モデル撮影を初めて外に頼む方や、見積もりを取る前に相場の幅をつかみたい方は参考にしてください。

結論:撮れる型数を聞いて1型あたりで比べる

結論から言うと、モデル撮影の費用は、1時間に何型撮れるかで決まります。

型数まで載せていた代行4社の1型あたりは1,800円から22,000円まで開き、自分で4者を手配した1日の最低額151,840円も、撮れるのが40型か80型かで1型3,796円にも1,898円にもなるからです。

なので、見積もりでは1時間に撮れる型数と写真を使える期間を聞き、総額を型数で割って1型あたりに直して比べるのがおすすめです。

  1. 数える:1回の撮影で着せる型数と、1型で撮るカットの数を決める
  2. 聞く:1時間に撮れる型数、ヘアメイクとスタジオ代が込みかどうか、写真を使える期間と媒体
  3. 割る:税込の総額を型数で割り、1型あたりの額にそろえて並べる
アパレルのモデル撮影の料金を数えた結果。型数まで載せていた代行4社の1型あたりは1,800〜22,000円。モデル・カメラマン・スタジオ・ヘアメイクを自分で手配した1日の最低額は15.2万円から。見積もりでは1時間に撮れる型数、ヘアメイクが込みか、写真を使える期間を聞く
見てほしいのは、代行の1型あたりの幅と、自分で手配した1日の額の両方が、撮れる型数しだいで動くこと

ただし、数えたのは公式ページの表示額と型数だけでした。

見積もりの実額や、写真の仕上がりまでは比べていません。

数え方:代行12社と手配先18社の公式ページ

数え方。代行にまとめて頼む12社、モデル5社、カメラマン4社、スタジオ3社、ヘアメイク6社の公式ページを読んだ。数えたのは公式ページに載せた金額、1時間に撮れる型数、込みか別かと写真を使える期間。比較サイトやまとめ記事の相場、見積もりの実額、写真の仕上がりは数えていない
見てほしいのは、比較サイトの相場を使わず、各社が自分で載せた金額と型数だけを数えたこと

読んだのは、モデル撮影を受ける代行12社と、モデル5社・カメラマン4社・スタジオ3社・ヘアメイク6社の公式ページです。

1型あたりの額は、公式に載せた料金を、公式に書かれた型数で割って出しました。

型数に幅がある会社は、幅のまま割りました。

「アパレル モデル撮影」で検索して上位に出た5件も読みましたが、自社の料金だけを載せるか、料金を載せないかのどちらかで、各社を同じ物差しで並べたページはありません。

モデルカットを1型で何枚撮るかの目安は、アパレルの商品撮影で撮るカットと枚数で楽天の上位商品を数えました。

公式ページに書いていたこと:型数は12社中4社

代行12社が公式ページに書いていたこと。金額は9社、撮れる型数の目安は4社、写真を使える期間は3社
見てほしいのは、金額を載せる会社は多くても、型数まで書く会社は3社に1社しかないこと

代行12社のうち、金額を載せていたのは9社でした。

1時間や1回で撮れる型数まで書いていたのは、LUZZ・ModelPhoto.jp・BEADO・バーチャルフォトの4社です。

金額はあっても型数がない5社は「3時間いくら」「1カットいくら」という形で、何型撮れるかは見積もりを取るまで分かりません。

写真を使える期間を具体的に書いていたのは、3社だけです。

Rgraph・ブティックスター・EANOの3社は金額を載せておらず、EANOは画像の使用期間や掲載媒体で料金が変わると書いています。

代行の1型あたり:1,800円から22,000円

代行の1型あたり。公式の料金を公式の型数で割った額。バーチャルフォト1,800円から、BEADO顔なし2,600円、ModelPhoto.jp 2,640円、BEADO顔出し4,000円、LUZZスタンダード7,333〜22,000円
見てほしいのは、安い側の3社はヘアメイクが別で、LUZZはモデルとヘアメイクが込みという違い

型数まで書いていた4社で料金を型数で割ると、1型あたりは1,800円から22,000円の幅です。

最も安いのはバーチャルフォトの1商品1,800円〜(5カットまで・税抜)で、モデル使用料はかからないと書いています。

ModelPhoto.jpは「2時間で15コーディネイト・39,600円(税別)」という例を載せていて、1型あたり2,640円です。

ただしヘアメイクは1回25,000円の別料金で、足すと1型あたり4,307円になります。

BEADOは顔を写すモデルが1時間20,000円〜で、1時間に5商品・35カットと書いているので、1型あたり4,000円です。

顔を写さないモデルなら1時間13,000円で、1型あたり2,600円まで下がる計算です。

LUZZのスタンダードプランは220,000円〜で4〜8時間・10〜30コーデ前後とあり、下限の額で割ると1型あたり7,333円から22,000円でした。

LUZZのこのプランはモデルとヘアメイク、スタジオ代まで込みなので、額の大小だけで順位はつけられません。

自分で手配した1日:最低151,840円

自分で4者を手配した1日の最低額。モデル30,000円、カメラマン50,000円、スタジオ31,840円、ヘアメイク40,000円で、合計151,840円から(税抜)
見てほしいのは、4者のどれか1つが欠けても撮影が成り立たないので、この合計が1日の下限になること

モデル・カメラマン・スタジオ・ヘアメイクを別々に頼む場合、公式ページで最も安い額を足すと、1日(8時間)で151,840円(税抜)でした。

内訳は次のとおりです。

  • モデル:モデルMARTのフリーランスモデル、8時間30,000円〜
  • カメラマン:カメラマンMARTの1日コース、50,000円〜
  • スタジオ:STUDIO 461 青山の白ホリ、1時間3,980円を8時間で31,840円
  • ヘアメイク:HAIRMAKE MARTの1日(8時間)コース、40,000円〜

同じモデルMARTでも、事務所に所属するモデルは8時間70,000円〜で、どのモデルを選ぶかで合計は大きく動きます。

スタジオも、ルミスは1時間4,500円、ワンスタ東京は1時間15,000〜20,000円(最低4時間)と、場所しだいで数倍の差がありました。

ヘアメイクは、ハナワークスの6時間まで40,000円(税抜)や、代官山KAZEの平日6〜8時間50,000円+税など、ほかの会社も近い額です。

代行と同じ1型あたりにするには:21〜58型

自分で手配して代行と同じ1型あたりにするには。ModelPhoto.jpと同じにするには58型、BEADO顔出しと同じにするには38型、LUZZスタンダードの下限と同じにするには21型。代行が書いた速さで丸1日撮れる型数は40〜80型
見てほしいのは、代行が書いた速さで撮れれば、自分で手配しても代行の安い側と並ぶこと

151,840円を代行の1型あたりで割ると、自分で手配して同じ額にするには何型撮ればよいかが出ます。

ModelPhoto.jpの2,640円と並ぶには58型、BEADOの顔出し4,000円なら38型、LUZZのスタンダードの下限7,333円なら21型です。

代行が公式に書いた速さは、BEADOの1時間5商品からバーチャルフォトの1時間10コーデ前後までで、丸1日なら40〜80型にあたります。

その速さで撮れる現場なら、自分で手配しても1型あたり1,898〜3,796円で、代行の1,800〜4,000円の帯と重なる計算です。

一方、慣れない現場で1日20型しか撮れなければ1型あたり7,592円になり、代行のほうが安く済みます。

写真を使える期間:期限なしから1年まで

写真を使える期間の書き方。期限なしはBEADOとバーチャルフォト。1年はモデルMART(買い取りは1.5倍)とstudio8x10(Webのみ)。3か月ごとはユーメイキャスティング(Web利用)。期間と媒体で変わるのはEANOとLUZZ。書いていないのは代行12社のうち7社
見てほしいのは、期間を書いていない会社が代行12社のうち7社あること

1型あたりが同じでも、写真を使える期間が違うと、あとからかかる額が変わります。

BEADOは「使用期限無し」、バーチャルフォトは「ロイヤリティーフリー」でモデル使用料なしと書いていました。

studio8x10のモデル撮影パックは使用期間1年・使用媒体はWebのみで、モデルMARTのフリーランスモデルも1年の契約です。

モデルMARTは、期限なしで使う買い取りを通常の1.5倍としています。

ユーメイキャスティングは、ECサイト用のモデル撮影を1回29,800円〜、Webサイトでの利用を3ヶ月57,600円〜と分けて載せていました。

代行12社のうち7社は、使用期間について何も書いていません。

翌年も同じ写真を商品ページに使うなら、追加の費用がかかるかどうかを見積もりの段階で確かめておくと安心です。

見積もりの前にそろえること

見積もりを頼む前にそろえること。1回に着せる型数を数える。1時間に撮れる型数を聞く。モデル代・スタジオ代・ヘアメイクの込み別を聞く。写真を使う期間と媒体を聞く。総額を型数で割って1型あたりに直す
見てほしいのは、型数を先に数えておけば、時間料金の会社も1型あたりに直せること

見積もりを頼む前に、1回で着せる型数を数えておくと、どの会社の料金も1型あたりに直せます。

そのうえで、1時間に撮れる型数、モデル代とスタジオ代とヘアメイクが込みかどうか、写真を使う期間と媒体を、同じ形で各社に聞いてください。

平置きやトルソーの物撮りの料金は商品撮影代行の料金を数えた記事で、採寸や原稿まで頼む場合はささげ代行17社の料金と任せられる範囲で数えています。

モデルを呼ばずにAIで着用画像を作る方法は、AIモデル着用画像の作り方の比較で同じ服を使って試しました。

この数え方で分からないこと

ここまでの数字は、2026年10月5日と6日に各社のページを読んで数えたものです。

  • 時点が1つ:料金は改定されうる
  • 会社の選び方:検索で出た会社で、モデル撮影の代行や手配先をすべて集めたものではない
  • 表示額だけ:見積もりの実額、量による値引き、交通費や延長料金は分からない
  • 税の扱い:税込・税別・記載なしの額をそのまま並べた。BEADOとおまかせWEBは税の記載がない
  • 型数の目安:各社が書いた目安で、服の種類や着替えの回数、1型のカット数で変わる
  • 読めなかった先:EC-MODEL.COMはページを取得できず、PIXTAの撮影の依頼ページは見つからなかった。バーチャルフォトは時間パックの型数を載せているが、価格は載せていない
  • 仕上がり:同じ額でも、モデルの見せ方やレタッチの違いは比べていない

まとめ

モデル撮影の代行12社のうち、金額を載せていたのは9社、撮れる型数まで書いていたのは4社でした。

その4社の1型あたりは1,800円から22,000円で、ヘアメイクやスタジオ代が込みかどうかも会社ごとに違います。

モデル・カメラマン・スタジオ・ヘアメイクを自分で手配すると1日の最低額は151,840円で、1日に何型撮れるかで1型あたりの額が決まります。

見積もりでは、1時間に撮れる型数と写真を使える期間を聞き、1型あたりに直して並べてみてください。

モデルカットのほかに撮るカットや枚数の目安は、アパレルの商品撮影で撮るカットと枚数にまとめています。

よくある質問

参考情報源

代行(金額を載せていた会社)

代行(金額の記載がなかった会社)

モデル・カメラマン・スタジオ・ヘアメイク

#モデル撮影#アパレル#撮影代行#料金#着用画像