撮影・ささげ

商品撮影代行の料金を数えた|服の物撮り29社の1カット単価と30着の総額

セントラルオフィス編集部公開日 約13分で読めます

スマートトリミングAIを開発している株式会社セントラルオフィスです。

新作が増えて社内で撮りきれなくなり、服の商品撮影を外に頼もうと料金を調べている方も多いのではないでしょうか。

撮影代行のページを開くと「1カット400円」「1カット3,000円より」と1カットの値段が並んでいて、一見すると比べやすそうに見えます。

ただ、1カットの値段が安い会社に頼めば、同じ服を撮ってもらったときの総額も安くなるのでしょうか。

そこで、2026年10月5日に、検索で出た撮影代行の会社の公式ページを読み、料金の出し方と1カットの表示額を数えました。

料金表で計算できた9社には、服30着を平置きの正面と背面で撮って白背景に切り抜く、同じ発注を当てはめています。

撮影を外に出すか迷っていて、見積もりを取る前に相場の幅をつかみたい方は参考にしてください。

結論:カット数と仕上げを書いて3社以上に見積もる

結論から言うと、1カットの表示額だけで撮影代行を選ぶと、同じ服を頼んだときの総額を読み違えます。

同じ30着・60カットを計算できた9社の総額は3万円から23.9万円まで約8倍開き、1カット980円(税抜)のコースを載せている会社でも、服の平置きと切り抜きの料金を足すと23.9万円になったからです。

服の物撮りを外に頼む料金を数えた結果。1カット単価を載せた会社は29社中10社。物撮り1カットの表示額は400〜3,000円で、10社中8社が1,000円未満。同じ30着・60カットの総額は計算できた9社で3万〜23.9万円と約8倍。見積もりで書くのは1着のカット数、白背景か切り抜きか、税込か税別か、送料と最低料金の4つ
見てほしいのは、1カットの額の幅より、同じ発注の総額の幅のほうが広いこと

しかも、公式ページの料金だけで総額を計算できたのは29社中9社で、残る20社は見積もりを取らないと比べられません。

なので、1着のカット数と背景の仕上げを先に決め、同じ条件を書いて3社以上に見積もりを取ると、総額を同じ物差しで比べられます。

  1. 決める:1着あたりのカット数(正面と背面など)と、白背景のままでよいか、背景を切り抜くか
  2. 書く:服の置き方(平置き・トルソーなど)と着数を書き、税込の額で出してもらう
  3. 聞く:送料と返送料、最低料金、納期を同じ形で聞き、1着あたりの額にそろえて並べる

ただし、数えたのは公式ページの表示額だけです。

見積もりの実額や、写真の仕上がりの違いまでは比べていません。

数え方:検索で出た32社の公式ページ

会社は、商品撮影の代行を探す語で検索して出た撮影代行のうち、自社のサイトを持つ32社です。

数え方。検索で出た撮影代行32社のうち、公式ページを読めたのは29社。読めなかった3社は名前解決できないか証明書の不一致。数えたのは料金の出し方、1カットの表示額、切り抜きは込みか、最低料金と送料、同じ発注の総額。比較サイト・仲介サイトの数字、速報記事の数字、モデル撮影の料金は数えていない。取得は2026年10月5日20時31分〜20時46分
見てほしいのは、比較サイトや速報記事の数字を1つも使っていないこと

比較サイトや仲介サイト、速報記事に載っている料金は、どの会社のどのメニューの額かをたどれないことがあるので使っていません。

32社のうち3社はページを開けませんでした。

残る29社の料金のページを、2026年10月5日の20時31分から20時46分にかけて読みました。

数えたのは服だけを撮る物撮りの料金です。

モデルが着る撮影は、時間やモデル代で料金が決まる別の仕組みなので、別の記事で扱います。

料金の出し方:1カット単価を出すのは29社中10社

読めた29社のうち、1カットまたは1枚の単価を金額で出していたのは10社でした。

読めた29社の料金の出し方。1カット単価が金額で出るのが10社、時間制・最低額・1商品などの単価以外の金額だけが8社、金額の記載がなく問い合わせ・見積もりのみが11社。金額が出る18社の税の書き方は、税込のみ3社、両方を併記1社、税別・税抜のみ5社、社内で混在1社、記載なし8社
見てほしいのは、金額を出す会社でも税の書き方が半分近くで抜けていること

8社は、時間制や最低額、1商品あたりの額など、1カット単価以外の形で金額を出しています。

残る11社はページに金額がなく、問い合わせのあとに見積もる形です。

金額が出る18社でも、税込か税別かの書き方はそろっていません。

税込だけが3社、税込と税抜の併記が1社、税別・税抜だけが5社、同じ社内で混在が1社あり、8社は税について何も書いていませんでした。

同じ1,000円でも、税別なら払う額は1,100円になります。

そのため、この記事では額を換算せず、ページに書かれた税の書き方のまま載せました。

物撮り1カットの表示額:400円から3,000円

1カット単価を出す10社について、契約などの条件なしに1回から頼める、いちばん安い1カットの額を並べました。

パックで売っている会社はカット数で割り、追加カットの単価は使っていません。

物撮り1カットの表示額(10社)。バーチャルイン400円(税別)、studio8x10 467円(税抜)、SASAGE.tokyo 500円(税の記載なし)、ごえん500円(税の記載なし)、物撮り.jp 550円(税込)、おまかせWEB 634円(税の記載なし)、商品写真どっとコム980円(税抜)、TORUN 980円(税の記載なし)、物撮り本舗1,100円(税込)、FLAG 3,000円(税別)。1,000円未満は10社中8社
見てほしいのは、10社中8社が1,000円未満に集まっていること

10社中8社が1,000円未満で、幅はバーチャルイン(バーチャルフォト)の400円(税別)から、FLAGの3,000円(税別)まででした。

ただ、この額は各社のページでいちばん安いメニューの額で、服の平置きの額とは限りません。

商品写真どっとコムの980円(税抜)はAランクの額で、洋服の平置きはCランクの2,980円(税抜)です。

おまかせWEBの634円も物撮りプランの10カットを割った額で、アパレルプランの同じ条件では1カット704円になります。

物撮り.jpの550円(税込)は4カット2,200円を割った額で、1カットだけ頼むと1,100円です。

物撮り本舗を「1カット550円〜」とする記事も見かけますが、2026年10月5日の公式ページは1カット1,100円(税込)〜でした。

550円(税込)〜は、名前の似た別の会社である物撮り.jpが出している額です。

平置きやトルソー、ゴーストといった服の置き方ごとに単価を分けて載せていたのは4社だけで、ほかの25社は分けていません。

ゴーストの単価は、バーチャルインの1,000円〜(税別)と、おまかせWEBの3,136円(税の記載なし)の2社が出していました。

AIでゴーストを作る方法は、ゴーストマネキンAIの比較で試しています。

ここまでは撮影だけの額で、白背景に切り抜く料金はまだ入っていません。

白背景と切り抜き:別料金は5社

服の写真を白い背景にそろえる仕上げは、撮影の料金に入っている会社と、別に払う会社に分かれます。

白背景・切り抜きは料金に込みか。料金に込みは3社で、物撮り本舗は背景透過・切り抜き、おまかせWEBは白抜き加工で納品、ごえんはレタッチ・リネーム。別料金は5社で、バーチャルイン100円〜/カット(税別)、物撮り.jp 550円〜/カット(税込)、studio8x10 白背景330円〜・パス550円〜/枚(税込)、商品写真どっとコム500〜2,500円/点(税抜)、ModelPhoto.jp 300・600・1,200円/カット(税別)。込みか書いていないのはSASAGE.tokyo、TORUN、FLAG
見てほしいのは、切り抜きの額が撮影の1カットと同じか、それより高い会社があること

料金に込みと書いていたのは物撮り本舗とおまかせWEB、ごえんの3社で、ごえんはレタッチとリネームを含むという書き方です。

別料金は5社で、1カット100円〜(バーチャルイン・税別)から、1点2,500円(商品写真どっとコムの上のランク・税抜)まで開いていました。

物撮り.jpは撮影が1カット550円(税込)で、切り抜きも1カット550円(税込)〜です。

切り抜きを足すと、1カットの額がおよそ倍になる会社もあるわけです。

一方で、SASAGE.tokyoとTORUN、FLAGは、切り抜きが料金に入るかを書いていません。

TORUNは背景の削除に対応するとだけ書いて単価がなく、FLAGは白かグレーの背景で撮ると書いています。

切り抜きまで要るなら、見積もりで「白背景のまま納品か、切り抜いて納品か」を書き、込みかどうかを確かめておくと後から額が増えません。

最低料金と送料

1カットの額が安くても、1回の発注が小さいと最低料金がかかる会社があります。

最低料金と送料。最低料金・最低条件を書いた8社は、物撮り.jpが1カットだけは1,100円(税込)、バーチャルインが3,000円未満は事務手数料、TORUNが特急は+38%・最低6,980円、ごえんが単発は30点以上から、OrderPhotoStudioが16,500円〜、MAGICPORTが50,000円〜で見積もり、ささげやが1回10万円程度から、デルタクリエイティブが最低4時間。送料・返送料を客の負担と明記したのは4社で、バーチャルインは返送、TORUNと物撮り本舗は発送と返送、おまかせWEBは往路・返却は着払い。返送料の表を載せているのはstudio8x10
見てほしいのは、少ない着数では頼めない会社があること

バーチャルインは発注が3,000円未満だと、差額を事務手数料として受け取る形です。

ごえんの単発の依頼は30点以上から、ささげやは1回10万円程度の依頼からとしていて、数着だけ頼みたいときは候補から外れます。

送料は、発送と返送の両方か片方を客の負担と明記していたのが4社でした。

studio8x10は返送料の表を載せ、LUZZ STUDIOは返送料をどちらが負担するかを見積書に書くとしています。

ほかの会社のページには、送料の書き方が見当たりません。

納期を書いていたのは7社で、物撮り本舗の最短1営業日から、TORUNの通常10営業日まで開いていました。

TORUNは特急にすると5営業日になる代わりに、料金が38%上がります。

では、こうした条件を入れて同じ服を頼むと、総額はいくらになるのでしょうか。

同じ30着で計算した総額:9社で3万〜23.9万円

料金表で計算できた9社に、同じ発注を当てはめました。

条件は、服30着を平置きで正面と背面の2カットずつ撮り、白背景に切り抜いて納品してもらう形です。

カットは合わせて60で、送料を除いた額です。

ページに書かれた額を税の書き方のまま掛け、量による値引きは率がどの会社にも書かれていないので入れていません。

同じ発注で計算した総額(9社)。服30着・正面と背面の60カット・白背景の切り抜き込み・送料除く。バーチャルイン30,000円(税別)、SASAGE.tokyo 30,000円(税の記載なし)、TORUN 58,800円(税の記載なし)、物撮り本舗66,000円(税込)、studio8x10 66,000円(税込)、物撮り.jp 99,000円(税込)、おまかせWEB 105,600円(税の記載なし)、FLAG 180,000円(税別)、商品写真どっとコム238,800円(税抜)。1着あたり1,000〜7,960円、9社の中央値66,000円
見てほしいのは、1カットの額の並びと総額の並びが入れ替わっていること

9社の総額は30,000円から238,800円で、約8倍の開きがありました。

1着あたりに直すと1,000円から7,960円で、9社の中央値は66,000円(1着2,200円)です。

税別・税抜の3社を1.1倍して税込にすると、バーチャルインは33,000円、FLAGは198,000円、商品写真どっとコムは262,680円になります。

総額の計算式と前提。バーチャルイン(400+100)×60で切り抜き100円〜/カットを足す。SASAGE.tokyo 500×60で切り抜きが込みかは記載なし。TORUN 980×60で背景削除の単価は記載なし。物撮り本舗1,100×60で切り抜き込み。studio8x10 1,540×30+330×60で単品3カットまで+白背景加工、パス加工なら79,200。物撮り.jp 2,200×30+550×60で4カット単位+切り抜き550円〜/カット。おまかせWEB 3,520×30で2カットの設定がなく4カットパックで計算。FLAG 3,000×60で切り抜きの記載なし。商品写真どっとコム(2,980+1,000)×60で洋服平置きのCランク+切り抜きランク3
見てほしいのは、総額を押し上げたのが撮影の単価より切り抜きと売り方の単位だったこと

差を広げたのは、1カットの額よりも、切り抜きの料金と売り方の単位でした。

商品写真どっとコムは、洋服の平置きのCランク2,980円に切り抜きのランク3の1,000円が加わり、1カット3,980円(税抜)になります。

物撮り.jpは1着4カットの2,200円(税込)が原則で、2カットだけの価格は書かれていません。

そのため、4カット分を払ったうえで、切り抜きの550円(税込)を60カットに足しています。

おまかせWEBにも2カットの設定がなく、4カットパックの3,520円で30着分を計算しました。

1カット2,464円を2回ずつ頼むと147,840円になるので、4カットパックのほうが安く済みます。

studio8x10は、3カットまでの単品1,540円(税込)に白背景の加工330円(税込)を足した額です。

輪郭に沿って切り抜くパス加工の550円(税込)にすると、総額は79,200円になります。

逆に、安い側の会社には、まだ入っていない料金があるかもしれません。

SASAGE.tokyoの30,000円は1カット500円を60カットに掛けただけで、切り抜きが込みかはページに書かれていません。

バーチャルインの切り抜きも100円「〜」の表示なので、服によっては上がる余地があります。

TORUNとFLAGの額にも、切り抜きの料金は入っていません。

残る20社は、公式ページの料金だけでは同じ発注を計算できませんでした。

計算できなかった会社と理由。LUZZ STUDIOは1プランのカット数が目安の幅、デルタクリエイティブは時間制でカット数が決まらない、MAGICPORTは最低額からの見積もりだけ、OrderPhotoStudioは最低額だけで単位の記載なし、EANO CREATIONは加工の額と見積もりだけ、フォトアルチザンは1商品2,200円〜でカット数が不明、ささげやは型単価の平均だけ、ModelPhoto.jpは撮影の基本料の記載なし、ごえんは500円〜の単位が点かカットか不明、ほかの11社は金額の記載なしで問い合わせのみ
見てほしいのは、金額を出していても同じ発注に当てはめられない会社が9社あること

ごえんの500円〜は、単位が1点か1カットかが書かれていません。

1点なら15,000円、1カットなら30,000円になり、どちらにしても計算できた9社の安い側に入ります。

この数え方で分からないこと

ここまでの数字は、2026年10月5日の夜に各社のページを1回ずつ読んで数えたものです。

  • 時点が1つ:料金は改定されうる
  • 会社の選び方:検索で出た会社で、撮影代行をすべて集めたものではない。検索の並びも、Googleの順位と同じとは限らない
  • 読めなかった3社:1stop-studioとフォト360はドメインの名前解決ができず、ユナイテッド・イーストは証明書が合わず本文を取得できなかった。フォト360は媒体の記事に1カットの額が載っていたものの、公式ページで確かめられないので数えていない
  • 表示額だけ:見積もりの実額、量による値引き、急ぎの追加料金は分からない。おまかせWEBは依頼の点数で単価を下げると書いているが、率は載せていない
  • 税の扱い:税込・税別・記載なしの額をそのまま並べたので、税込にそろえると額の並びが変わる会社がある
  • 会社の数え方:flestonのささげのページにはおまかせWEB商品撮影の名前があり、同じ会社のサービスとみられるが、サイトごとに別に数えた
  • 仕上がり:同じ額でも、アイロンや形を整える手間、色の合わせ方の違いは比べていない

まとめ

撮影代行29社のうち、1カット単価を載せていたのは10社で、1回から頼める最も安い1カットは400円から3,000円でした。

ところが、同じ30着・60カットを白背景の切り抜き込みで計算すると、9社の総額は3万〜23.9万円と約8倍開き、1カットの額とは並びが入れ替わります。

差を広げたのは、切り抜きの料金と、4カット単位といった売り方の違いです。

1着のカット数と背景の仕上げを決めてから、税込の額と送料、最低料金を同じ形で3社以上に聞いてみてください。

撮影に加えて採寸や原稿までまとめて頼む場合の料金は、ささげ代行17社の料金と任せられる範囲で同じように計算しています。

社内で撮る場合の背景や光の決め方は、服の平置き撮影のコツで条件を1つずつ変えて試しました。

売れている商品が何をどれだけ撮っているかは、アパレルの商品撮影で撮るカットと枚数で楽天の上位115商品を数えています。

よくある質問

参考情報源

取得日はすべて2026年10月5日です。

料金を計算に使った会社

金額を載せていたが計算できなかった会社

金額の記載がなかった会社

#商品撮影#撮影代行#物撮り#料金#白背景